HPLCディテクター修理(というか調整)

Watersの2487型検出器が勝手にリセットを繰り返す症状について、Watersのサービスの方が電話とFaxで対処法を教えてくださった。電源の出力電圧をテスターで見ながら、電源基盤のトリマーを調節せよとのこと。これでFixできるのなそんな素晴らしいことはない。さっそく今晩試みます。なんたって、この検出器の性能は素晴らしいし、これが繋がっている650プロテインシステムは、その使い勝手・万能性から、うちのラボの宝物的機器である。そう簡単には引退させません。
テイクアウトの「広島選抜」肉玉ソバ(広島風お好み焼き)と発泡酒1/2缶プラスアルファ(α=石蔵酒造吟醸酒「走らんか!」〜50 ml)で気勢を上げてから、先程(22:00)施術終了。電源基盤上の端子にテスターをあてがうが、これは端子に刺さるコネクターを2 mmほど浮かせて端子を露出させると可能。コネクターを完全に外すと電源そのものが入らない。電源端子にテスターをあてがいながらトリマーを回す作業は一人では不可能(テスターの。トリマーをちょっと回してはテスターをあてがって電圧を確認することを数回繰り返せばOK。最初は端子間の電圧(定格5V)=4.95 Vだったが、これを指示通りに5.25 Vに調整。トリマーを回した角度は、時計回りに30度くらい。ついでに、背面のファンを外して掃除し(Tさんがお手伝い)、軸受けに注油しておいた。
トリマー(赤茶色)
電源基盤
↑(手前に白いコネクターが刺さった端子群。上から数えて2番と4番間の電圧を5.25 Vにセット。)
今晩は0.02% Na azideを0.2 ml/minで流しながらテスト運転。勝手にリセットがかかりませんように…(祈)