夕凪の街 桜の国

マンガであるが、やはりしっとりと感動した。実は小説「夕凪の街 桜の国」(おそらく映画の脚本からおこしたのだろう)を先に読んでオロローンT_Tだったが、むしろ文字だけの小説版の描写が細かくてすべてを説明してしまい、マンガ版の方が説明が少なくて行間を読ませるというか、読者の想像力・理解力を要求するようだ。きちんと背景を含めた絵を読まなければいけない。
映画も見たくなったが、これは後にとっておこう。
原爆の悲惨さ、被爆者への消し難い差別感といった悲しみよりも、じつは父と娘、姉と弟の間に流れるある種の緊張感と一体感がtouchingであった。