定員超過分の交付金を「没収」!?

asahi.comのニュースより。

文部科学省は、在学生が定員を大幅に上回った国立大について、学部ごとに基準を超えた分の学生の授業料を国が実質的に没収することを決めた。08年度から段階的に実施する。私大では以前、大幅な定員超過が問題化して補助金をカットする仕組みができたが、国立大にも抑制策を導入する。法人化以降、独自収入のアップを目指して合格者を増やしている国立大に警鐘を鳴らす対策だ。多くの国立大が08年度以降、入学者数を抑えるとみられる。

別に授業料収入の僅かなゲインを狙って超過させてる訳じゃないでしょ。特に理系の場合、授業料じゃペイしない額の教育経費がかかっている。ぎちぎちと国立大学法人を締め上げるのは勝手だが、そのことが大学法人のみならず、教員のみならず、入学した学生を苦しめてる。大学の序列化、差別化の駆動力として、大学予算減による学生へのサービス低下に起因する受験倍率の低下を利用するのは勝手だが、すでに入ってしまった学生が被る不利益を文科省はどう考えるのか?