選挙事後

関連して二つのメールがきた。先に届いたのは、「この選考結果(とプロセス?)はけしからん」という有志から。「義憤」という言葉使いがイヤ。難しい語句が多かったが、どうも西郷隆盛の言葉を拝借してきたようだ。ちなみに、このメールで特に重きが置かれている選考制度へのクレームには、赤峰候補ご本人は立候補時から異を唱えておられたはず。

学長が学内投票の得票のみでは決まらないのは九大だけではあるまい。ずっと以前に農学研究院教授会で山梨大学での例を含む学長選挙に関するエッセイのコピーが配布され、それはそれでおもしろかった。ピーターの法則に陥らぬような候補を慎重に選びましょう、という話しと、「意向投票+(それに必ずしも縛られない最終決定機関としての)選考会議」というシステムが孕む問題点・矛盾点を指摘していた。あれから3年以上経っている。

二つ目は本日届いた教職員組合からのもの(同じ内容の声明をトップページから落とせる)。「選考会議は選考理由を説明すべき」という至極真っ当な内容だと思う。公式発表では選考過程の極めて簡略な説明かそれ未満の内容しか述べられていない。学内意向投票の時点を選んだ理由が欲しかった。「皆が納得できる理由かそうでないか」に関わらず、何らかの理由が説明された方がよかったと感じる。