8/12御巣鷹山の日

23年前の今日、その事故は起きた。羽田を離陸したJAL123が墜落した。犠牲者520人。墜落に至るまでのコクピットの録音が残っている。でも誰もが納得てきる事故原因は解明されているとは言えない(と思う)。 (こんなサイトもある。) 事故の数日前に私は広島の歓楽街で坂本九さんを見かけたが、その坂本さんが犠牲者に含まれていたことで、この事故と自分の距離が妙に近く感じられたのを思い出す。
その2年前、1983年9月1日には、サハリン沖で大韓航空機がソ連軍によって撃墜されている。どうしようもなく暗く恐ろしい事件だった。そんなことする国が隣にいるのだというこが怖かった。あのKAL007便には、アメリカに出かけていたA先輩が危うく登場するところだったと聞いた。一方、当時宮崎大学農学部教授のK先生の娘さんは不幸にも乗っていた。あの事件も、なぜそんな航路(領海侵犯していた)を飛んだのかについては解明されてるのだろうか。
この世の中、いろいろな謎のうち解明されたことの方が実は少ないのではないか? それが非常に重要なことでも、いろんな壁に邪魔されて、真相に迫れない、真相が明らかにならない、真相が何者かによって闇に葬られる、そんな事例が多いように感じる。
まだまだ暗い世の中だ。
そういえば、いろいろ難癖をつけて休戦に応じないロシア。グルジアとの戦争の真相は明らかになるだろうか。きっとならないだろうな。そんな恐ろしい世の中で、我々は怒りをやり過ごし、不都合に耳を塞いで、心の安寧を保とうとしている。