意味不明な「確信犯」

さっさとふてくされ気味に辞任した元国土交通大臣の(主に日教組向けの)暴言は確信犯と報道されたが、意味が分からない。

日教組はがん」などとした発言について、「失言と思っていないのか」との質問には「はい」ときっぱり。いったん落ち着いた問題を地元の宮崎で蒸し返したことについては「確信的に申し上げた」と語った。 

「確信犯」の本来の意味は「自分が行う事は正しく、周囲(社会)こそが誤っていると信じている」ことであり、その誤用として、「悪いことと知りながら犯罪を行う人(もしくはその行為)」、「結果を予想した上で計略を巡らす人」という意味で使われるそうだが、今回は敢えて言えば前者だろうか? 報道では後者の意味を示唆する記述があったが、暴言を吐いて予想された結果は何一つプラスに働きそうもなかったと思う。
いずれにしろ、日教組や成田空港反対派住民への態度、日本単一民族的解釈はいずれも失言と言うよりは、本音が漏れ出たのであろうし、この人物の考え方が改めて明らかになったわけだ。ちなみに、南京大虐殺も無かったことだと主張しておられるようだ。さらにこの人物の配偶者は北朝鮮拉致被害者の精神的支えにもなっていた(いる?)そうだが、同じ志をお持ちなのか?