帰国

プラハから帰った。今回のISDCIは、物足りなさと充実感とが共存する、ちょっと変な気分で終わった。

  • President Electの任期が始まった。役員会でいきなり書記を任され焦る。Courtneyも記録を取ってくれて助かった。
  • 2012年ISDCI congressの福岡招致講演をし、USAの某所との比較・議論の結果、なんとか福岡開催が決まった。総会で発表された瞬間に上がった大きな歓声と拍手がとても嬉しかったが、同時に身震いがした。採択されなかった側を思うと、はしゃぐ気持ちにはなれなかったが、日本開催をあれだけの人々が喜んでくれたとは予想外である。
  • うちのラボからの発表は無事におわったし、その後にいろんな方と議論することができた。これからの進展とコラボが楽しみである。
  • Historyのセッションは、今回はとても充実していたと思う。自分のスピーチはそのラインには乗っておらず、すこし悔やまれる。もう少しEdwinと事前に打ち合わせるべきだった。
  • 免疫学の最前線を走る先生方からは「レベルが低い」との指摘を学会として受けた。集会進み方も薄いというか間延びしていると感じられたようである。さて、これからどうするか。次回開催にどう生かすかをしっかり考えたい。会期、場所、宿、セッションデザイン、Student Awardの選考方法など、検討項目は多い。


今回もうれしい再会があった。Muiswinkel先生ご夫妻(Wageningen、オランダ)、Lena Gerwickさん(CA, USA)、Charles Bigger先生(Florida)、Brian Dixonさん(カナダ)、Tom Koppenheffer さん(Texas)などなど。Sylvia (FIU), Yannis (Greece), Alister (Oxford), Jan (Wageningen), An-Long Xu (China)ほか皆さんとは今回は会えなかったが、福岡でお目にかかりたい。
あとは、Sさんの無事帰還を祈る。いろんな意味で経験を積んだはず。


Welcom Receptionでの四重奏楽団。この後、私たち日本人のグループにバイオリンのお嬢さんが日本語で話しかけて来たのにはビックリした(なかなか私は気づかなかった)。何度も来日し、TVドラマ「のだめカンタービレ」にも出演した経験があるとのこと。

私たちは、福岡→インチョン(ソウル)→プラハ というお手軽大韓航空フライトプランであった。毎日は運行していないのが欠点だが、結果的にはとても便利なフライトであった。日大の方々もほぼ同様に成田→インチョン→プラハ。東大のN先生他の皆様はヒースロー空港経由のBAだったが、大規模なロストバゲージ被害に遭われた。荷物が届いたのは3、4日遅れだったそうで、オマケにN先生のカメラ他数点が盗まれていたそうだ。BAは大幅に株を下げたな。どうしよう、補体シンポに招へいしているKlaudiaの航空券はBAなんだけど、、、ま、ヒースロー発着なので、そこで荷物を失うことはなかろう。
災害は彼の地のみにあらず。最終日には我が身に近いところにも起こった。後味の悪さが残るのはしかたない。