読めなくなったわけではなかった

ここ1,2年、文章を読む時の集中度合いが浅くて、それが自分でも実感されてものすごく不安だった。論文を読むスピードが以前ほど上がらないし、日本語の事務書類の読み下しや単なる読書の中身さえ、なかなかすっと頭に入らないし、字を追う目線にリズムやスムーズさが欠けていた。
実は昨夜、寝しなに、数週間前に買って放置していた文庫本に目が止まり、いつものように睡眠誘導剤として読み始めたのだが、結局2時間半くらいでぐいぐいと読み終えてしまった。なんの苦もなく、余計な考えなく、文章とストーリーに引き込まれてしまった。これほど軽快で気持ちの良い読書は久しぶり。ただ、その余韻が3時半くらいまで残って寝付けなかったので今朝は眠かった。
いずれにしろ、「読めない」体になってしまったのか?という不安は消え、Reminder of late review for FSIM-D-xxxxなどというお叱りのメールをもらいながらも今朝までその論文原稿を読み込めていなかったのは単に自分の気合いが足らなかったからであることを自覚して、結局怠惰なだけなんよ、と反省している。そう、本当は読まなくてはならない(でもまだ読んでない)書類や原稿がたくさんあるんだよねぇ。

かもめ食堂 (幻冬舎文庫)

かもめ食堂 (幻冬舎文庫)

そのReviewer's reportは、先程送信した。ゴメンナサイ。