Da capo

Sさんの論文を見ながら考えていたことを忘れないうちに書いておこう。
私は、ResultsとDiscussionで重複した記述をでるだけ避けるのが好みである。これは、昔、オハラマリコさんと仰る英文校閲者(生命科学に精通しておられた)から論文を書くイロハとして教わったので、半ば癖というか前提条件に近く頭に刷り込まれている。「DiscussionではResultsを解釈しなさい」と。現実にpublishされている世の中の多くの論文は必ずしもそうではないが、「良い論文」はほぼそのようになっていると思う。
さらに関連して、私のいる業界で代表的なジャーナルであるImmunogeneticsに載っていた、その創始者であるJan Kleinさんによる連載エッセイ「Odd page」を思い出した。Da capoとは、1992年に掲載されていたあるエッセイのタイトルである。
(九大からは、SpringerとのOn line journal契約によって当該ページのPDFを得られるが、他の場所からはわからない。たった1ページの記事で、そのページをpng画像としてダウンロードできるが、そのままではこのblogページで小さくしか表示できない。著作権的に問題があるかもしれないけれど、かろうじて読める程度の大きさのイメージとしてここに貼っちゃいます。しかられたら引っ込めちゃおう。一応、解釈としては、Immunogenetics 36: p344から引用ということで…)

Da capo