JADCI学術集会を終えて

行く前は、実はいろんな意味で不安が多かったが(やはり何事も準備がしっかりできていないと…)、思った以上に多くの方々がサポートして下さって本当にありがたかった。って、話題はもちろん来年の国際学会がらみ。結局、最初からメールででももっとたくさんの意見をやりとりしておくべきだったのだろう。ちょっと様子を見たい、なんて漬けておいてかえって皆さんに迷惑をおかけしてしまったようだ。
さて、大筋の方向性は決まったので、技術的な面でがんばろう。少しでも多くの皆さんに学会と福岡を楽しんで貰えるように。

  • 今回の学術集会で全く新しい試みがあった。それはオークション。皆さんが持ち寄った(送った)物品がなんとか売れて、それは震災の義援金に回るという仕組みなのだそうだが、義援金を得るだけではない趣旨が丸山集会長から紹介されて、とても興味深かった。それは、売りに出したものにまつわるエピソードを紹介しながら、参加者どうしのコミュニケーションが促進される、というもの。丸山先生が参加された海外の学会で行われていたのだそうだ。確かにとても楽しい雰囲気だった。これはひとえに、司会を務めて下さった丸山先生並びに丸山・大石研のスタッフ・学生さんが明るいキャラで仕切って盛り上げて下さったからであろう。
  • 学会賞を受賞されたLee先生と初めてお会いしたのはVirginia州Williamsburgで1997年に開かれたISDCIだったろうか。懇親会の際に、一緒に連れて行ったわたしの子供達をあやして下さったのを懐かしく思い出した。お仕事の内容は、受賞にふさわしい、力強くエレガントな業績である。
  • いつの日かうちのラボからも奨励賞受賞者を輩出したいものである。
  • さて、そろそろJADCI役員にも新しい力が加わって欲しいものである。