私ががん検診を含めた定期的な人間ドックを受けるのに消極的な理由のひとつ

がんを100件発見するのに死亡事故が1例起こる

内視鏡検査による死亡事故発生率は、概数で0.001パーセントつまり10万件に1件です。それだけ見ると十分に低そうです。でも、本当に低いでしょうか。
内視鏡検査による異常発見率は、大体1000件に1件程度とされています。そうすると、「内視鏡検査1000件毎にがんが1例みつかり、10万件ごとに死亡事故が1例起こる」のです。つまり「がんを100件発見するのに死亡事故が1件」という計算です。いかがですか? これで割に合うでしょうか?
この比率を、「がんを見つける対価だから仕方がない」と許すでしょうか。それとも「危険率が高すぎるから受診を控えようか」と考え直すでしょうか。

私の解釈・判断は、完全に後者です。これまでに大腸にファイバーを入れた経験はない(あの、下剤を飲んではトイレに向かう姿を見て、積極的に避けている)。胃カメラは4,5回ある。ただただ今まで無事だった(事故も検査結果の異常もなかった)幸運に感謝である。