何か違う

NHK BSニュースで、「津波そして桜」という3.11を題材にしたドキュメンタリー映画の、監督のインタビューを見た。インタビューで監督のイギリス人女性がずっと示していた柔らかな、時として輝くような笑顔に違和感を感じている。TVで少し流れたいくつかのシーンを見て、私にはとてもそんな表情にはなれない。今も、恐ろしさと悲しさが反射的に湧き出てしまう。3.11から間もなくして「これを映画にとらなくては」とやってきたと言うが、それはどんな野心だったのか?とさえ穿ちたくなる笑顔だった。ひねくれた考えかもしれないが、この映画でアカデミー賞なんてとって欲しくないとさえ感じている。なんだか歪んだ心ですいません。