MatLabのインストール続き

コンカレントライセンスには制約が多い。参りました。
今日はインストール・サポートに私自身が電話して尋ねながら、なんとかServer-Cliant型のインストールにたどり着いた。以下、その備忘録。

  • 10ライセンスのうち、最初にインストールしたPCがライセンスサーバーとして働き、残りの9ライセンスはそのサーバーからライセンス認証を受けて動作する。常にサーバー機が必要。
  • サーバーとクライアントPCは、ネットワーク越しにhostnameが参照できる状態でないとダメ。今日は、新たにつくったプライベートアドレスのサブネットのなかで作業した。
  • サーバー機には固定ipアドレスが必要。で、クライアントのWin機側のhostsファイルに、サーバーのipアドレスとhost名が記述されていなければならない。
  • サーバーのファイアーウォールで、MatLabが認証用に使う2つのポートを開けておかなければならない。この設定がよくわからなかったので、今日は臨時にサーバーのファイアーウォール機能をOffにした。このライセンスサーバーにアクセス可能かどうかは、クライアント側から、サーバーのhost名でpingが通るかどうかで判断できる。

たとえば、サーバーのホスト名がiuc1-PCでその固定ipアドレスを10.0.1.2に設定したとすれば、クライアント側のhostsファイルの最下行に

  • 10.0.1.2 iuc1-PC

と記入しておき、コマンドプロンプトから

と打ってpingが通ればよい。
ちなみに、hostsファイルを編集保存するのも意外と大変。まず、

  • Start menu: All Program: Accessaries: Notepad

とたどって、Notepadを右クリックしてAdministrator (管理者)として起動しなければならない。起動したら、File menu: Openで下記のディレクトリーをたどる。

何も見えないので、ファイルタイプを*.txtからすべて(all)に変更するとhosts(拡張子なし)が見える。これを開いて編集後に保存すれば良い。明示的に管理者としてNotepadを起動しないと、hostsファイルを開けるが、いざ保存するときにはじかれる。管理者権限のあるアカウントでログインしていてもダメである。(メンドー!)

さて、2,3台のPCでインストールに成功してやれやれと思ったが、さらなる問題が。私たちの認識不足だと言われればそれだけだが、上述のようにコンカレントライセンスは常にライセンスサーバー役のPCが立ち上がっていないとダメである。このサーバー機だけがスタンドアロンMatLabが使用可能な状態にある。これまで、学生用に買ったPCをサーバー機にしていたが、これでは教員が授業の準備をするために不便であるので、サーバー機を教員のPCに変更したい。そのやり方をサポート電話で尋ねたら、「可能だが、サーバー機として利用可能なPCとして登録可能なのは4台までで、すでにその4台に達している。よってこれ以上は変更できない。」と宣う。「これまでの4台はそもそもインストールがうまくいかずに、トライ&エラーでインストールしたりアンインストールしたりを繰り返したためであるので何とかしてほしい。」と要求した。結局、新たなPCのサーバー登録が認められたが、そのためにはそのPCのMac Addressが必要とのこと。随分と手間をかけてMac Addressを読み取ってメールで送った。それでもアメリカの主ライセンスサーバー(管理部署?)とのやり取りが必要で、2,3営業日かかるとのこと。やれやれ月曜日まではことがすすまない。

O先生がhelpを私に投げたのもうなずける。ネットワークやWindowsシステムに関するかなりの知識がないとMatLabコンカレントライセンスのインストールは難しい。インディビジュアルライセンスならもっと楽なんだろうけど、1ライセンス10万円近い。とても学生の授業用には揃えられない…