アルカリ電池禍

どんなに忙しくても、のっぴきならないhouse keepingな仕事が降ってくるのは避けがたい。自宅エアコンのリモコンが不調となった。家人によれば、電池が液漏れしていたそうだ。うっかりアルカリ電池を入れてたのがよくなかった。ばらして内部をよく拭き、基板上の、導電性ゴムボタンとの接点箇所をコンタクトZで処理してみたが、結局はダメだった。電池との接触部分はかなり腐食していたし、きっと他にも基板上で強アルカリ性の電解液に侵された箇所があるのだろう。
こんな小電力機器にはアルカリ電池はオーバースペックどころか、完全に不適当である。が、今や単四のマンガン電池を入手することが難しい。松下の黒い単四マンガン電池を普通のホームセンターや電気屋さんではまったく見かけない。どうにかして欲しい。単四を必要とし、たまにちょっとしか電気を喰わない、各種リモコン類にはどうしてもマンガン電池を使いたいが。ユーザーのまっとうな需要とは裏腹に、マンガン電池の供給と流通を絞る、供給側の勝手な都合があるのだろうか。
特にこの夏、省エネに気を使いながらエアコンをまともにコントロールするためには、リモコンの代替品を探さねばならない。エアコンはもう11年前に購入したものだが、まさかリモコンがディスコン(修理・代替不可)となってエアコンごと新調せねばならない、なんてことはないでしょうねぇ。