教員養成と大学院

教員養成、大学院修士課程まで履修〜中教審
日本テレビ系(NNN) 8月29日(水)0時8分配信
 複雑化する学校の課題に対応できる教員を育成するため、文科省中央教育審議会は28日、教員の養成課程について大学院の修士課程まで履修すべきなどとする答申をまとめた。

 中央教育審議会がまとめた答申では、いじめや不登校など複雑化する学校の課題に対応するには、現在のように大学の4年間で基礎的な知識や技能を学ぶだけでは不十分だとしている。この上で、大学院での修士課程まで履修し、その間、実際に学校の現場で長期間の実習を行うべきとしている。

 これに伴い、新たな教員免許の制度について、教職に関する基礎的な知識や技能を保証する「基礎免許状」と、より実践的な力量を保証する「一般免許状」などを作り、教員としての標準的な免許は修士課程を経た一般免許状にするとしている。

 答申を受け、文科省は今後、具体的な制度作りに向けた検討を進める方針。

長期の実習を大学院在学中に義務化するのはやめてほしい。ただでさえ、2年間の修士課程中の半年以上を就活に費やしている。ますます研究活動が難しくなる。本来ならば、免許取得後(教員に採用後)、必要な研修を長期行えばよいし、あるいは法科大学院のように、出身学部を限定しない「教員養成大学院」でも創設して、「しっかり/徹底的に」教員養成に取り組めば?