冷凍庫の事故

研究用サンプルが満載(ついでにがっつり霜もついていた)マイナス20℃フリーザーの電源が正月休みの間に落ちていた。すべて融解済みで、すべての霜が融けて中はフリーザーの中は洪水状態だった。原因は、電源ケーブルが隣のディープフリーザー扉のヒンジ部に引っかかっていて、誰かがその扉を開け閉めした際に、ヒンジ金具によるせん断力がケーブルに働いて断線したらしい(それらしい傷をN君が発見した)。

(↑こんな感じにヒンジ部にかかっていた。)

傷ついた部分の両側でケーブルを切り離し、改めて中の3線をハンダ付けしてつなげ、ビニルテープなどで養生した後、無理な引張力がかからないようにループ状に処理して修理完了。久しぶりのハンダ付けでテンション上がったなぁ。

(↑ループを結束バンドで固定した処置後)

ショートして機械が壊れたり、ブレーカーが落ちたり、もっと大元の電源が落ちたり、火事にならなかっただけでも不幸中の幸いである。絡みやすい電源ケーブルの取り回しには十分注意しなければならない。
この機会を利用して、過去の不要なサンプルを捨てたり、棚や箱を清掃した。以前の学生さんのサンプルで一部ダメになって捨てざるを得なかったのは断腸の思いであったが。
たまたま出くわしたために手伝ってくれた学生諸君、お疲れ様。そんなみんなの献身で研究室は支えられています。