新聞博物館

上記会議まで3時間の余裕があったので、横浜まで足をのばして日本新聞博物館(横浜からみなとみらい線に乗って日本大通り駅下車すぐ)を尋ねた。全盲の子供たちが撮った写真展を見たかったのだ。詳細なコメントがついた暖かい写真が多かった。でもちょっとコメントが多すぎたかな。コメントなしで見たら、見る側の勝手な状況設定が加わってもっとおもしろかったかも。新聞博物館の常設展示も見たが、なかなかおもしろかった。私には特に新聞をつくるハード面の展示が興味深かった。いとこが輪転機のサービスマン?のような仕事をしているので、新聞を作る輪転機システムのすごさは聞いたことがあったが、そのメカとしてすごさを十分感じることができた。新聞用紙のロールは幅1.6メートルで長さ10数キロメートル(!!)、重さ1トン超。無人のロボットによって運搬・装着される。ここからものすごいスピードで紙が走り出して新聞が印刷され折りたたまれて出来上がるのだ。
取材用飛行機とか、古い写植機、漢字タイプライター、写真伝送装置など、完全電子化以前の機械はどれもおもしろい。
一方で、ソフト面の展示は今イチだった。ジャーナリズムの主役として、新聞自身が誇示するほど、新聞は国民の知る権利を守り、権力を監視する機能を果たしているか?