ボラカイ・リゾート

前から一度は行けと言われていたボラカイ島についに行ってきた。Jpさんに連れられて。この辺ではかなり有名なリゾートビーチであり、細かな砂の良質なビーチ沿いにたくさんの宿とレストランなどが連なる。Jpや微生物学会からの数人が、数年後の国内学会開催地候補としてここを視察するのに同行した。
国際会議などの開催にも適した施設があるが、問題はビーチまでのアクセスだろう。Catiklanという小さな港町までボロイ定期便バスかミニバン(トヨタハイエースクラス)でたどり着くのに、空港のあるKaliboから1.5時間。そして、どうみても怪しい(というかボロイ)ボートに乗ってボラカイ島に渡る。ちょっと鈍くさいと桟橋からボートに乗り移るのも怖いんじゃないかな。

島の桟橋からビーチまではもっぱらトライシクル。お金持ちはタクシー/ハイヤーを使えるかも。でも数は多くない。道がせまく、起伏やカーブもきついので結構大変。トライシクルに慣れていないと、島内の移動もままならぬ。
島に来てから決めた宿の主人がポーターとして荷物を運ぶのだが、私のスーツケースを無神経に砂地を引きずるのに参った。案の定、車輪のベアリングに砂を噛んでキャスターが不調になってしまった。アホー!
宿は1泊1800ペソのレンタルルーム。ベッドはシングルとセミダブル、シャワー・トイレ・洗面、そしてTV。見た目は問題なかったが、洗面は詰まり気味、床に水漏れ、シャワーは配管から漏水して先端からの勢いがない。そしてセッケン、トイレットペーパー、タオルの装備がない。ヤレヤレである。タオルが無いのには困ったが、軽くシャワーを浴びたあとは、ベッドのシーツをはがしてバスタオル代わりに使っちゃった。仕方ないね。ベッドのスポンジはたっぷりと湿気を吸っていて、寝てるとだんだん背中から湿ってくるようだ。これは2年前に滞在したUPVゲストハウスのベッドと同じ感覚。
一旦ビーチに来てしまえば、とても賑やかでよく整備されたリゾートである。が、もうビーチ!という歳ではないし、水着にはなれない体型である。1,2日過ごすのはいいが、それ以上はもてあますなぁ。韓国人の若者が特に目立つ。フィリピンには韓国からの留学生/観光客が特に多いようだ。Jpによれば、Iloiloに語学留学しているたくさんの韓国人学生が週末のバカンスとしてここに来るとのこと。
日本人はほとんど見かけない。ボラカイはリゾートとしてはセブほどには日本人に知られていない気がする。交通アクセスの悪さが災いしているのではないか。(セブへは成田から直行便がある。)
生バンド演奏のあるレストランで、明らかに日本人の中年カップルを見かけたが、どうもカタギではなさそうな雰囲気だったので近づかなかった。ワインや料理にケチをつけまくって店員を困らせていた。