帰国の日

九大に縁(交流協定締結に携わった)の先生方と、ホテル近くの”割と大衆的な”中華料理屋さんでお昼ご飯。ここでも質と量に圧倒されたが、根性で一通り食べた(完食は絶対ムリ)。周りのテーブルは満員。母の日の前日で、家族・親族が集まってお祝いをする宴で予約が一杯なのだそうだ。このような家族のアクティビティーは日本では希薄な気がする。

空港は台北から南西に車で1時間近くかかるところ。でも2時過ぎには到着して、さっさとチェックインし、免税店で少しお土産を買った。残念ながら「機材到着遅れ」で30分ほど遅れるとのアナウンスがあり、その後さらに、「機材点検」で遅れることに。窓から搭乗機を見ると、左エンジンのフードを開けて4〜5人がのぞき込んでいる。今泉先生も私もだんだん不安になってきた。なんせ、那覇空港でエンジンから火吹いて火災起こした前科があるからな。飛ばないのは困るが、適当にお茶を濁して飛ばれてももっと困る。結果としては無事福岡に着いたが、まるまる1時間遅れ。美しいアテンダントが多かったが、笑顔が少なかったのが残念だった。

総じて今回の国際会議は、自分の専門以外の話しを聴くことが多かったが、栄養、食品、海洋資源利用などの話題は特に刺激になった。海洋生物の分類、分布の話しはおもしろくは無かったが、質疑はそれなりにホットで、特にシンガポール大学のNg先生(若い!)の座長としてのしゃべりはおもしろかった。

今度は九大で、などという期待が一部にあるようだが、こんな接待はとてもできない。フレンドリーな人的交流を続けるにもなかなかエネルギーが必要である。当たり前だが。