つなげてまとめる2009年

T君による魚類RCAタンパク質のクローニング、そして組換え体調製も進んできた。振り返れば、自分の昔のノート(B因子検出方を探っていた)にどう見ても可溶性補体制御因子らしい活性が記録されている。そしてS君はI因子アイソタイプをバキュロウイルス系で綺麗に発現させている。溶血活性を利用した制御因子の簡易アッセイ系もとりあえずはある。そろそろコイ補体活性化の制御システムに関してもそのメカニズムに迫る準備が整ってきたということだろう。これまで断片的だったアプローチとその中途半端な到達点を、後一歩進めてやれば大きな結果に結びつくだろう。馬力を出すときである。しっかり記録と試料を整理して機に備えよう。