Fluについて

初の国内感染確認だそうである。それこそ「想定の範囲」だろう。
大学の危機管理本部からは

今後、政府から対策行動計画における第2段階への移行が宣言されることになると
考えられます。国内での感染拡大・まん延を防ぐためには、国内感染早期での感染
予防対策が感染拡大防止に極めて重要です。神戸市の高校生の感染経路が不明であ
る以上、国内であっても人混みは極力避けてくださるようお願い致します。
 外出する際には、マスクを着用し、うがい、手洗い及び咳エチケットを必ず行っ
てください。

との注意喚起メールが流れてきた。未だに、発症地域への渡航については、

発生国及びその疑いのある国への渡航を自粛するとともに,他の国への渡航についても,その危険性と必要性を勘案の上,ご検討ください。
 やむを得ず渡航する場合は,人混みを避ける,うがい,手洗い,マスク着用などの対応を行い,渡航先に関する最新の情報を入手するように努めてください。

というレベルを保っている。しかしながら、(私がまともだと感じる)専門家のコメントによれば、(本日の毎日新聞ニュースより)

外岡立人・元小樽保健所長は「メキシコでは無症状の患者も多く、すでに国内にも新型インフルエンザが入っているだろうと多くの専門家が推測していた。神戸市のような状態は、全国いたるところで起きている可能性がある」と指摘する。そのうえで、今後の対策について「今回の新型インフルエンザはあまり重症化しないことがすでに分かっている。強毒性を前提にした現在の政府の行動計画は、かなり歯車が合わなくなってきている。これから夏になるので被害が拡大するとは考えにくく、政府はウイルスについて正確な情報を発信し、それに応じた体制を再検討すべきだ」と注文する。(中略)
根路銘(ねろめ)国昭・生物資源研究所長は「新型インフルエンザウイルスの遺伝情報を見ると、肺で増殖する構造を持っていない。今後も各地で散発的な発生は起きるだろうが、現段階では大流行の心配はないと考えている。感染した場合の症状も軽く、休校や旅行などの中止は過剰な反応だ。冷静に対応してほしい」と呼びかける。

ということだから、もはやこれまで季節性のFluに各自が各自の必要性に応じて注意してきた以上のことをする必要性が薄れてきていると感じる。、最近のM大臣やマスコミ報道のように変に騒ぐと、感染者が感染を隠すことを助長し、かえって今後の疫学的な対策にとって障害になるのでは?