大学の埋蔵金??

国立大学に「埋蔵金」3000億円 07年度段階
(中略)
全国に90ある国立大学に07年度段階で約3千億円の「埋蔵金」があることが財務省の調査で分かった。各大学の毎年度の予算の剰余金を合計したもので、財務省は今後、文部科学省や各大学に積極的な活用を促し、当面の交付金の抑制につなげたい考えだ。
(中略)
政府は「骨太の方針06」に基づいて、国立大学への交付金を07年度から年1%ずつ削減している。大学側からの反発は強いものの、財務省は予算の効率運用の継続を求めるとともに、「埋蔵金」の積極的な活用を促して交付金の増額を回避したい考えだ。

なけなしの非常用準備金までを取り上げないで。私が知っているのは、九大(の部局単位かも)が「目的積立金」と称して、移転に必要となる費用を蓄えてきたこと(実際の金額は知らない)。数年前の工学部移転時に、その費用捻出のために基盤校費の学内配分に大きな歪みが生じ、研究室あたりの基盤校費の配分が突然3割減となってほとんどパニックに近い状態になった。あんな事態にならぬよう、これから移転を控える身としてとても痛みの伴う財政的自助努力を積み重ねてきている。数年前に文科省から(やはり突然)「中期計画を越えた期間の積み立てはまかりなぬ」との殺生な通達を受けてそれまでの積立金を図らずも吐き出さざるを得ない、と聞いたが、今度はさらに「埋蔵金」と名付けて搾り取ろうということか? 理不尽である。決して使い切れないほど交付されて余している訳ではない。
生活保護世帯は貯金するなんてとんでもない、という言いがかりに似ている?)