院試がとりあえず終わって

うちの受験生3人も、まずはほっと一息だろう。私は一息という気分でない。彼らの筆記試験の出来を全く知らないが、口頭試問には不満足な点が多かった。実際には満足な出来の受験生にはほとんど出くわさなかったが、「あの調子で会社の面接にいったら軽く全滅」というのが本日の面接担当者の一致した感想だったと思う。
一般論だが、

  • 質問の意味をおちついて理解し、それにまっすぐ答える。
  • 相手をちゃんと見てしゃべる。
  • 失礼でもなく、へりくだりすぎて冗長でもなく普通に丁寧な言葉使い。
  • 主語と述語を含む、「文章」で答える。
  • 全員にちゃんと聞こえる十分は声量と、明瞭な返事。

などが基本だろう。これらが前提となって、

  • 研究の動機・背景
  • 受験する研究室を志望する理由
  • 卒論研究の基礎的あるいは周辺領域の知識・理解

などを口頭試問では問い、質疑することが可能となる。

まぁ、今年は1人ずつ10分をかけて面接することができたので、こんなことを感じることができるわけで、今後が楽しみである。面接の練習、というのを学部(研究室に入る前に/入って間もなく?)のうちにやっておくべきなのだろうか。

夕方から院試終了コンパ。急ぎのゲラと31日〆切の書類が5〜6本あって、受験生と開放感を共有できなかったのはしかたのないところか。