「自分ばかり損をしていると思うな」

勝間さんという経済評論家が本日の朝日新聞Be on Saturdayで紹介していた。日頃は教訓めいたコメントや著書は大嫌いで、まったく素直に聞く気にならないが、この言葉には同感である。日頃自分で朧気に感じていたことが言葉になった姿に接してうれしかった。

…さまざまな人生相談を受ける中で、人生がうまく往く人となかなかうまくいかない人の差はここではないか、と気づいて言語化したものです。
 すなわち、「自分ばかり損をしている」と思った瞬間から被害者意識で周りへの感謝を失い、…

…「自分は損ばかりしている」と考えることは、わざわざ自ら次の不幸を招くようなものです。…

「自分ばかり損をしている」と「自分は損ばかりしている」とでは状況が違うような気がするが…。
 ただし、どうすればこの考え方の悪循環から抜けられるかは教えてくれない。ま、教わるもんでもないんだろうが。本当に本当にしんどい人には「何をコノヤロー」的な発言かも知れないが、それでもなお、なんとか考え方をポジティブに誘導することが「しんどい状況」から抜け出す第一歩である気がする。