吉林省 長春にて

Jilin Province, Changchun cityである。キツリンショウ チョウシュンではもちろん中国で通じない。
長春での本務はG30関係(面接試験)である。農学部はI先生と二人で担当。工学部はC先生とN先生以外に、ポリコム(電子会議システム)とスカイプを併用して本学の先生も参加なのだそうだ。

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↑仕事場の師範大付属中(自由大路沿い)と満州国縁の建物群(文化広場周辺)は歩いて行ける範囲。夕食は、新民広場のラウンドアバオウト沿いにある長白山吉菜食府というレストランにて。
私たちの面接終了後、夕食時間までのわずかな隙間を利用して、I先生に強く誘われて散歩に出た。旧満州軍(日本軍?)が立てた古い立派な建物が残っているらしい。その中の一つが、吉林大学基礎医学部として利用されていた。I先生にくっついて建物の中に踏み入る(いいのかなぁ…)。と、I先生は通りがかりの女子学生3人に「Do you speak English?」と話しかけ、いろんな質問をし、さらに1階を案内して貰っちゃう。さらに彼女らの先生(実は物理学部の先生)にも案内をバトンタッチして貰った。この行動力には恐れ入る。ある意味「さすが」である。
さらに建物を出る間際になって、たまたま通りかかって私たちの会話を聞いていた?医学部教員の方が話しかけてきて、この建物の歴史をもっと詳しく説明してくれるとともに、さらにこのあたりのガイドを買って出てくださった。何か、現地のガイドを英語で行うのが好きなんだそうで、とっても親切に説明して下さった。名刺を交換し、今後のメールでの交流を約束した。これもI先生の「ナンパ」から始まったわけで、あらためて「さすが」と思う。

夕食は立派な中華料理。東北師範大学付属中副校長のヤン先生の立派なお話しを聞きながら、さらにいろいろ当地の教育事情を伺うことができて参考になった。確かにレベル高い、ここの学校は。
せっかくの機会なので、九大関係者で2次会になだれ込むことにしたが、ホテル近所に適当な飲み屋がない。みんなでスーパーに寄り、適当にお土産、酒、肴(つまみ)を購入してホテルに戻り、I先生のお部屋(九大関係者の部屋3連の真ん中)に集って飲み始めた。私にとっては皆さんほぼ初めての方々だったが、楽しく過ごすことができた。他学部の先生や事務の方々と話すのはとても新鮮である。さすがに明朝早いので、1時頃には終了。あれだけ飲んだら、明朝もほぼ酒が残ってる状態だろうな。(実際にそうだった。)

ところで、ホテルのネット環境が不調で、DHCPIPアドレスが割り当てられるのに、まったくインターネットにアクセスできなかった。I先生のPCは問題なかったし、I先生の部屋に私のMacBookProを繋いでも同じ症状で繋がらなかったので、何やらMacとの相性が悪いようだった。「相性」では片付けたくないが、まったく原因がわからない。29日夜中にほんの15分間繋がっただけだった。