宋メールマガジンより

(前略)
ディベートを学ばない日本の学校から、ディベートの基本を知らない大人を輩
出させるのです。因果関係がしっかりしていないのに強引にその因果関係を使
って勝手な結論を導き出す。本来、このような議論の仕方は相手によって指摘
されます。

偉い方に反対意見を言うと「無礼だ」と思われる日本では、基本的なロジック
破断も指摘されないのです。それが無理なロジックと定説が蔓延する土壌とな
ります。

そろそろ立場や属性で議論することを止めるべきです。内向き議論の遠因にな
っています。

自分を振り返ると、確かにディベートのトレーニングが足らない。自己流というか、学会や研究室での僅かな経験にもとづいて行動しているだけである。
大学で主専攻における専門教育に加えて、このようなトレーニングの機会を副専攻で与えることはやはり重要であると認めなくてはならない。