こんな理由・論調は認められません。

新宿での焼身自殺未遂事件 報道が少なかったのはなぜ?
THE PAGE 7月3日(木)20時13分配信

”報道の注意点として(1)自殺の詳しい方法は報道しない (2)原因を決めつけず、背景を含めて報道する (3)自殺した人を美化しない、の3点を示す。
そして、報道する対象としては、(1)政治家や芸能人などの著名人 (2)時代を色濃く反映するケース (3)手段や動機が特異な場合、などの3つをあげる。これを元に、個別のケースに応じてデスクらが判断することになる。今回のケースは、通常なら私人の自殺は報道対象ではないものの、(3)に該当するのは明らかで、なおかつ集団的自衛権に言及していたようなので(2)にも当てはまる可能性がある、と判断されたようだ。”

今回は「報道すべき対象」の(2)(3)に当てはまると思うし、「誰がどのように自殺したか」ではなく、「なぜ、何を訴えて」なのかをきっちり伝えるべき。この自殺未遂者は1時間あまりも熱弁をふるったのだから。要は伝え方次第。

やはり、私には、今回の「不報道」は、ジャーナリズムが機能不全に陥っていると解釈します。そんな報道姿勢を擁護するこの記事の論調には同意しません。