夏の学会を総括

  • 日本比較免疫学会:集会長mattersも役員サイドも準備がかなり後手に回っていた気がするが、さすがは鈴木集会長、みごとに活気のある学術集会に仕上げてくださった。手作りの懇親会も心がこもったとても楽しいものだった。鈴木先生の(見かけも言葉も)飾らない雰囲気が、この学会が本来備えているフランクさを引き出したのかもしれない。自分自身は最終日をスキップせざるを得なかったのが本当に残念。特別講演のS先生が倒れられたハプニングもなんとか集会としては乗り切ったと思う。あとはS先生の回復をお祈りするのみ。
  • 補体シンポジウム:何年か前からずっと正味1日半の短い会期になってしまっているが、今年のセッションの濃密さは楽しかった。特に、レクチンをかなりまとまって学ぶことができたし、Lee先生の研究のすごさをしっかり感じることができた。藤田先生がいらっしゃらなかったのは寂しかったかな。臨床の発表・参加者が少ないままなのは、何か思い切った策を講じないと改善されないだろう。再来年のシンポジウムの主催を任された!どんな集会を企画・演出できるか、これからしっかり考えたい。集会でのあいさつは、「まずは心の準備からさせていただきます。」であった。これが本心。うちの院生の発表はいずれも良かった。水準以上に落ち着いて質疑ができたと思う。

(写真は猛暑の浜松弁天島の朝、JADCIに向かう方々。左端は学会賞を受賞された笠原正典先生)