大卒研究職社員の資質「期待上回る」は1% 文科省調査

数字の意味が不明確。採用した学生の割合?回答した企業の割合?
ニュースのタイトルが、『「ほぼ期待通り」は60%』だったらどうだろう。(実際にニュースの中身はこうだった。)ニュースを伝える側の意図が色濃く表れたタイトルである。
ところで、期待を下回ったのは修士26%、博士15%とある。特に博士は、よほど専門が近くなければ採用さえしないだろうから、専門が近い人材を慎重に選考しても15%は期待を下回ってしまう、と厳しい見方をすることもできる。

期待を下回る理由は、学士では「基礎教育の内容・方法が不十分」が最も多く、修士や博士は「企業ニーズに無関心など企業研究者としての自覚に欠ける」が最多だった。ほかに「教科書や既成理論への偏重教育で独創性が育っていない」「隣接分野の教育が不十分」を挙げた企業も多かった。

この辺を大学は参考にして教育内容を改善すべし。