国際会議1日目

mikimnakao2008-05-08

ホテルから迎えのマイクロバスで海洋大学の会議場に着くと、入口にはたくさんの花輪が並んでいた(パチンコ屋の開店の如し。)レジストレーションデスク周りには、朝っぱらからなぜかチャイナドレス姿で「親善大使」のネームプレートを胸に付けた美女が並び、我々を会場の席まで案内してくれた。彼女らは、昼まで会場に待機し、講演者の案内などをこなしていた。後で亀井先生経由で聞いたところでは、学生から特に容姿端麗な20名程度を選抜して、提携ホテル(=Evergreen Hotel)でマナーやHospitalityのトレーニングを受けさせ、このような接待・ガイド役として特に活躍させているのだそうだ。公式認定のミス海洋大学グループということか。こんなこと日本でやったらそれはそれで問題にされるだろうね。
いずれにしろ、サイエンスの講演中に演題の袖でチャイナドレスの女性がうろうろしてると、あまり講演に集中できない。(私だけ?)

セッションはいずれも興味深いものだったが、一人20分の持ち時間ではいかんせん時間が足らず、おもしろい講演に限って質問時間が足らなくてちょいと欲求不満気味であった。また、2会場でのパラレル・セッションだったが、聞きたい講演がかぶっていたりして、プログラム編成がしっくりこなかった。
九大から一緒に参加した今泉先生や川口先生の講演を聴けたのは新鮮だった。
私のセッションの座長は、Baker博士(オーストラリア。元アジア・オセアニア水産学会会長だそうだ。)と鄭森雄先生であった。鄭先生は、水族生化学研究室で学位を取られた大先輩で、元海洋大学学長として、この大学の発展に大きく貢献した、偉ーーーい先生なのだそうだ。他の先生方からも、人間性と業績をたたえる声が多く聞かれた。今回初めてお目にかかった。日本語も英語も流ちょうな、物静かな紳士であった。鄭先生の車でいっしょに、懇親会場へ。昨夜にも増して紹興酒を消費。