動物生化学講義

代謝の中でも解糖系を授業。詳細はテキストに書いてあるので、その前振り、なぜ代謝研究が必要か、代謝をキーワードにした生命像の理解などにかなり時間を割いた。賛否両論/好き嫌いはあるだろうが、福岡伸一氏のベストセラー「生物と無生物の間」で紹介されている、シェーンハイマーの動的平衡説から話しを始めた。
解糖系のここの反応を触媒する酵素の作用機構はテキスト参照のこと。ま、個々の触媒機構を試験のネタにはしないだろうな。
学生からの要望で、各回の講義の最初に「今回の講義でもっとも重要な点」を明らかにして欲しい、というものがでた。確かにそれは聞く側にとって利便性のあることだろうな。ある程度取り入れていこうと思う。ただし、毎回そんな風に「手取り足取り」でガイドされすぎた授業では、聞く側の情報を嗅ぎ分けて吸い込む能力のトレーニングにならない。塩梅を考えること。それなりにテンションを保って目と耳と頭を働かせないと。