Wuxi(無錫)へ

JSPSの論博支援事業による派遣。中国水産研究院の淡水魚研究センターの研究院Yinさんを訪問していろいろ見学とディスカッションの予定。Wuxiは上海浦東空港から来るまで2.5時間。研究所の公用車(Audi A6 2.4L)+専属運転手で迎えに来てくれた。
上海からWuxiまでずっと空が黄砂状態。もう何年も長いことこんな状態だそうだ。大気汚染が酷いと感じた1998年のアテネでもこれほどではなかった。空はいつも白い。太陽をまともに拝むことはない。ずっとこんな天気の下に暮らしてて大丈夫なのかなぁ?雨が降ると少しは空気が澄むのだろうか?私が着く前々日まで数日間雨が続いていたのにこの有様ということは、もう一生青い空を見ない人もいるのではないか?
*訂正:これほど酷いのはunusualであるとのことだった。今年の春は特別だとのこと。

夜は研究所の方々が正統な中華料理で歓迎して下さった。1:1で順番に何回も行う乾杯のおかげで、ひどくおなか一杯である。度数の低いビールでもあんなに飲めば少しは酔うぞ。

研究所は、風光明媚な湖「太湖」に浮かぶ島にあり、その周りには観光施設がある。私が泊まったホテルもその一つだが、ネットが繋がらなくて不便この上ない。英語もほとんどダメ。国際電話もかけられない。ほぼ孤立状態。

通りでは電動スクーターがとても普及している。スクーター型の乗り物のおよそ90%は電動という印象である。値段も2500〜4000元程度(4〜6万円?)だそうだ。ほとんど音がしないので、慣れない私にはかえって不気味に感じた。音もなく近寄ってこられるとむしろ怖い。