大学への車による入構料金

7月1日から、通勤者15000円/年、業者20000円/年、マンスリーパス2000円/月、デイリーパス300円/日(まあ、太宰府天満宮周りの露天の駐車場料金=500円/日よりは少し安い)となる。徴収した金の主な使途は、

  • 植樹等のキャンパス緑化に関すること。
  • その他環境保全・整備に関すること。
  • キャンパス内の監視員に関すること。
  • ゲートの設置・保全に関すること。
  • 循環バスの運行に関すること。
  • その他交通対策に関すること。

だそうだが、もう「緑化」どころではないでしょう。ダイレクトに自動車利用や交通の問題に貢献できることに使って欲しい。駐車場と駐輪場の大幅な拡張整備はもちろん、キャンパス間シャトルバスの大幅増便が絶対に必要。それにしてもサンプリングなどに自動車が必須のフィールド系には過酷な制度だ。もちろんフィールド系だけではない。近隣への実験器材の買い物、他キャンパス(たとえば私だったら医系キャンパス)でのセミナー参加などなどが不便で高コストになる。こういのが教育と研究にボディーブローのように効いてくるんよね。
デイリーやマンスリーパスの購入が簡単に(手続き的にも時間的にも)できないと入構口が渋滞してパニックとなだろう。プリペイドカードなどを発行するかもしれないが、その発行・運用コストがかかって元も子もないかも。
私自身は、通勤手当も支給されない近隣居住者なので当然自転車通勤を充実させます。レインギア(ゴアテックスのレインコート、ザックカバー、防水靴カバー)を充実させて全天候対応にバージョンアップ予定。ま、ハイキングにも使えるようにね^_^

どういう哲学と必要性でこのように重い課金をスタートするのか、まだ納得はできないけれども、この決定に至った経緯の説明文書中の次の箇所は涙を誘う。またしても「移転問題」の泣きがはいる。辛いなぁ。

今回、駐車場の整備を含む環境保全等に要する経費を試算しましたが、ご承知のとおり、本学にとって移転に伴う予算措置を優先せざるを得ない状況下にあってその全額を確保することが困難であることから、同程度規模の他大学を参考にしながら、受益者負担の原則を適用したところです。