46th補体シンポ参加者からのお便り

46th補体シンポは、私らしい泥縄な計画にもかかわらず、研究室スタッフの機転と参加者の忍耐によって支えられて無事開催された。タイムテーブルの大幅な乱れで、スケジュールがタイトな先生方にはご迷惑をおかけした点が多々あったと反省しているが、グダグダに見える時間の使い方が、とても自由闊達な意見交換の結果であったという一面もあり、それを「古き佳き?」補体シンポジウムらしい雰囲気、と好意的に解釈して下さった方もおられた。この辺の評価は賛否あろうかと思うが、単一会場による非パラレルセッションであるからもっとフレキシブルに、というのも良いかもしれない。単に私が十分な会場使用時間を確保しておかなかったために、慌ててしまっただけだろう。
善し悪しは別にして、O先生からの下記のご感想に特に救われた気分である。

今回、他の研究会とは異なる補体シンポジウムらしさ(特徴)を
久しぶりで感じさせていただいた思いがします。

運営委員による投票で優秀賞(ベストプレゼン)に選ばれたのは、補体系の進化に関する発表であった。例年と比べておそらく副賞の充実度が低かった点をお詫びするしかないが、それでも「補体系の進化・系統発生」を明示的にシンポジウムタイトルに据えた今回、進化に関する発表が優秀賞をとったことは感慨深い。