図面がないんだって。いずこも。

深夜のTVで、原発を解体したくても、建設当時の図面が完璧に残ってなくて、内部の構造を把握できないために解体工事が進まない、なんて間抜けなことを言ってた。図面の一部は保存義務のない書類として既に捨てられている可能性もあるそうな。そんなアホな。
でも大学もそうなんだよな。ラボの建物の図面とか、恐ろしいほど単純なものしか残ってないようだ。柱の中心から中心までの距離なんてほとんど役に立たない。表面から表面までの距離がわからなければ、装置が設置できるのかどうか、寸法を確認できない。水道・ガス・排水の配管や電気の配線も、我々利用者からはほとんどアクセスできないし、保全係にもそれほど詳細な資料は残ってないようだ。たとえば過去に、どのブレーカーがどのコンセントの面倒を見ているのかを知るだけでも、自分たちで調べねばならなかった。
こういう内向きな情報もきちんと整備する必要がある。誰がどのように記録していくのか、システマティックに考えて実行して欲しい。