IgMが邪魔

ティラピア血清から新奇(のハズ)の異物結合タンパク質を精製しているが、どうしてもとれない夾雑タンパクがIgMであるようだ。どなたか抗ティラピアIgMをお持ちでないかしら… Sさんには、魚類IgMを(弱いが)結合すると言われるプロテインアガロースを試してみたら、と示唆した。だめならハイドロキシアパタイトはどうかな。Sさんはこの精製実験にかなりへばってきた口調だが、まだ全然序の口。もう少しだからがんばって、と諭したところ。精製後のcharacterizationがとても楽しみ。
(追記)IgMは2-mercaptopyridineにアフィニティーを示し、thiophilic absorption chromatographyというのが可能だそうな。これってmammalのIgMだけかなぁ? IgM分子のどこがどんなふうにthiophilicなのかを調べること。→自分

そういえば、ヒラメの補体モドキはどうなったっけ? あれもかなり面白い。