同窓

今回の台湾出張で印象深かったことの一つを記しておきたい。今日訪問した高校(台北県立明徳高級中学)に九大の文学研究科(?)で東洋史修士を得た歴史の先生(張 秀月さん)のことである(写真左から3人目)。農学部と工学部から来た我々の訪問を同窓生としてものすごく喜んでくれて、公式な挨拶を交わしていた校長室に、挨拶に来て下さった。彼女の喜んでくれている姿に、むしろこちらがとても嬉しくなってしまった。「同窓」という気持ちを、親近感をもって抱くことが少なくなったと感じていたが、九大で学んだ年代も、学部もことなるのに、九大の同窓生である、という僅かな伝手が、国を超えたこの環境では相対的にとても太く強く感じるのだろうか。我々に張さん本人からお土産まで頂いて恐縮至極である。
張さんだけでなく、今回の高校訪問のアレンジを指揮して下さった葉先生も、九大台湾オフィスの所長として大変な努力をして下さった。これも、「同窓」であるという気持ちを注いで下さったからであろう。本当に有り難かった。