Tさんとの立ち話

Z委員会後に話しててハッとさせられた。農学部国際コースの学生には「君たちは既存のどのコースにも属さない。全ての研究室をフラットに並べ、広く見渡して、自分が最も興味を深められる研究室を選べるよ。」って伝えてきた。このコースのカリキュラムの売りだと解釈してきた。一方で、彼らを迎える日本人の教員の関わりかたを組み立てる時の考え方はどうだったかと考えてみると、既存のコースにいくつかずつの授業数を割り振って専門科目の選択肢を用意しただけだった。Tさんからのアイディアは、どんな科目が必要で、それにはどんな教授陣が必要で、と既存の組織に囚われずに国際コースに合った専門科目の構成を考えたらどうか?というものだった。具体的にどうすれば著しい負担の不公平感無く、その理念を生かしながら農学部の先生方に広く関わっていただけるか?是非考えてみたい。専門科目の構成と運用だって、まだまだ実験できるはず。