博士課程就職セミナー

キャリア支援センターのF先生に誘われてて参加。民間7社による、博士課程修了者・ポスドクの求人に関する基本的な考えを聞くことができた。D社の担当が「夢をしっかりもって!」とか叫んでいたのには辟易した。大手製薬関連(Eザイ、Tジンなど)のスタンスはおおむね同じ。興味深かったのはPG研究所のプレゼンテーション。PG研自体がベンチャーであるが、ある新発見・新技術がNature Biotechに載ってから、それを事業化したベンチャー立ち上げまでPhDをもった人がどんな仕事をしながら関わったかを、PG社の主力商品であるPuresystemを例にわかりやすく説明して下さった。個人的にはこの製品・技術そのものに興味があるが、PhDが、自らの興味を狭めて自ら門を閉ざさなければ、こんなに活躍できる仕事があるんだよ、という説明には(語り口は静かで間接的な表現だったが)迫力を感じた。それにしても、参加した博士課程の学生諸君の静けさ(質疑の不活発さ)には呆れた。博士課程の院生があれじゃ、学問・研究でどれほど盛り上がってるのか心配になる。
キャリア支援センターのコーディネーターの先生方の元気さ、ポジティブさばかりが目立ってた。