授業

動物生化学-2

酵素反応論の説明はちょいと中途半端だったかな。「わからない」という感想が目立った。式をすべて書いてしまった方がよかったかも。自分でノートに式を書いてみると一番理解の助けになるのだが。その作業をする時間を授業中に確保するか、次回にがっつり板…

魚類免疫学080709Q&A

モーツァルトは何にでも効くのか? さあ… よくわかりませんが、いろんな本が出てますね。 http://www.google.com/search?client=safari&rls=ja-jp&q=和合 モーツァルト&ie=UTF-8&oe=UTF-8 胃や肺に顆粒球が集まりやすいのならば、肺や胃の手術の後は他の部位…

水族生化学特論080708Q&A

微生物由来ではない抗原にはどんなものがあるか? 様々です。たとえば、異種動植物の細胞やタンパク質、糖鎖など。 母体と胎児のRh式血液型不適合による拒絶反応もDanger Modelで説明できるか? 母体の産道や会陰部などが傷ついて出血することが引き金となる…

水族生化学特論

最終回はDanger Model (by Polly Matzinger)の紹介。Matzinger博士自身の紹介はWikipediaに見つかる。それによれば、ユニークな経歴の持ち主とあるが、UC DavisでPhDコースに入ってからの(Scienceにコミットされてからの)経歴は免疫学者として王道であるよ…

魚類免疫学

来週で終了。ほんとうなら今日は授業評価用紙を配布して来週回収できるようにすべきであった。忘れたので来週配り、その場で書いてもらう+私のオフィス前にポストを設けて後日提出してもらう。 授業評価については、水族生化学特論も受講者が基準以上なので…

水族生化学特論

魚類のBリンパ球は食細胞である、というネタ。ちょっと細かい話しで他分野の人達にはどうか?と心配したが、質問票上のコメントを見る限りでは興味深く聴いてくれたようだ。ま、内容からしてかなり自分も覚悟して、説明を工夫したが、なんと言ってもOriolの…

魚類免疫学

十分な部数を用意したはずのプリントが足らなくなっていて慌てた。いつも5〜6部余るのにどうしたことか。予想通り、今日の内容は今日1回には収まらずに時間にスライド4〜5枚分は次回に持ち越し。せっかくだから、質問票から理解度が今ひとつと感じた部分を…

魚類免疫学-3

液性の自然免疫因子として補体を紹介。必然的にレクチン、抗体、食細胞にも若干触れねばならぬが、いずれも言葉の定義くらいにとどまってしまい、消化不良な感じがする。寄せられた質問票にもこの点を尋ねたものがあった(「理解できませんでした」とのこと…

魚類免疫学講義

2回目。前回の聴講者人数+αでプリントを35部用意したが、10部近く足らなくなった。45名程度の聴講者か。 インターフェロンの説明が短くなってしまったのがちょっと失敗。プロジェクトされたパワーポイント画面がちょっと暗めでコントラストが弱い気…

動物生産科学概論

これは主に2年生対象のオムニバス講義。水産分野からは各ラボのトピックス的な話が多かっただろう。私は水産動物のゲノム解析に関連した話をした。似た名前の講義に、動物生産科学概要がある。紛らわしい名前だが、これは1年生対象のコース紹介授業。やはり…

動物生産科学概要

ほんの数名、子どものように私語を繰り返す学生がいて残念だった。授業の感想を書かせて集めたが、ポジティブな印象を抱いた学生がかなり居て、嬉しかった。感情的に浮き沈みの激しい1日。

学生実験

今日はゲルろ過材(セルロファイン)を2x90cmのカラムに充填。これだけにかなりの時間を要する。必要な周辺知識も多くて、消化するのは大変だったろう。こまごました、でも大事なノウハウというか、基本的考えというか、いろいろ教えたいことがあって…

動物生化学−4

アミノ酸の小テスト。一見したところ、おしなべて良くできているようだ。 講義の内容は核酸に移ったが、今日のクラスの雰囲気は低調だった。分子生物学的な内容は、六本松時代の講義で一通り聴いているのだろうか。このあたり、学生達が何をどの程度学んでき…

動物生化学ー3

以前から今日はアミノ酸の小テストを行うとアナウンスしていた、つもりだった。が、いざ問題を配ろうとすると、学生が「先週、やらないって言ってました。」と言う。???「ほんと?」 「ウンウン」←多くの学生がうなずく擬態語ね。 ということで来週に延期…

動物生化学−2

久々の講義で緊張した。思ったより進みが遅い。このペースでやってると期日内に終わらないので若干のスピードアップを図ること。その分のフォローは質問用紙によるやりとりで。

水質学関連の見学メモ(備忘録)

1.多々良浄水場 長谷ダムは、多々良取水場からとった多々良川の水をポンプアップして貯めている。 久原ダムには、猪野川の水をポンプアップして貯水。 箱崎・貝塚地区の上水道は、多々良浄水場と乙金浄水場からのラインが混在。 2.東部水処理センター 処…

水質学終了

講義は午前中に片付け、午後は試験代わりのレポートを書く時間にあてた。レポート、簡単なようで、この講義に対するモティベーションがかなり如実に現れている。個人的には、昨年の授業評価におけるコメントを生かし、内容を若干組換え、さらに内容を加えて…

もっと積極性を

3、4年生(水産・畜産ほか)の水質学受講者に、特殊排水処理施設、福岡市多々良浄水場、福岡市東部水処理センターの見学を提供した1日だったが、思った以上に質問が少なく寂しかった。浄水場の方に言われたが、1つ質問すると○点とか言わないと質問しない…

水質学

今日から3日間、集中講義で片付ける!気合いのみ。午前2.5時間、午後3時間(ほぼ正味)しゃべるとさすがに喉が枯れて来た。専門でない内容を講義するのは、とても緊張する。正直言って昨夜はなかなか寝付けなかった。(反動でさっきものすごい睡魔が襲って…

集中講義「魚類免疫学」

いつものメンバーが2年ぶりにあつまって、楽しい集中講義。私もすこしリニューアルして、できるだけストーリーのある、わかりやすい補体系入門にトライしました。 夕食でいただいたイシガレイとコチの姿造りが最高でございました。生ビールと焼酎ロックが進…

1限魚類免疫学補習

この講義は、楽しく、辛く、自分にも本当に勉強になった。受講者諸君の強力に感謝します。本当は、講義室でリアルタイムに双方向型の授業にできたらいいのだけど、君らの頭に詰め込んで理解してほしい内容もあるので、議論に時間を費やしすぎることもできな…

魚類免疫学070627Q&A

DNAワクチンの魚体内での消長について ワクチンとして投与したDNAの検出法に問題があって、当初は短期間で代謝されてしまうと判断したようです。たとえば、高感度だと考えられるPCR法でワクチンDNAの検出を試みたとしても、魚体のどこから検出を試みるかによ…

魚類免疫学070620Q&A

溜めてしまってました。 I型アレルギーにおいて、IgEによって様々なアレルギー症状が起きるのはなぜか? 抗原に結合したIgEが肥満細胞上のIgE受容体に結合すると、肥満細胞からヒスタミンなど多様な物質が放出されます。これが生体内のどの部位で、どんな細…

1限魚類免疫学

ちょっと遅刻してすいませんでした。Q&Aをプリントしておくのも忘れたし。

魚類免疫学070606Q&A

MHC class I以外に、class II の構造の違いによっても移植片の不適合が起こるか? MHCの適合度はどのように調べられるか? 起こります。MHCの適合度は、MHCの遺伝子配列の決定あるいは他の簡便な方法(PCRなど)によってMHCの遺伝子型を比較することによって…

水族生化学特論070612Q&A

進化と遺伝子重複に興味がある人にお薦めする基本的な参考書は、 「生物進化を考える」木村資生 岩波新書 (キーワードは中立説) 「遺伝子重複による進化」大野 乾(訳:山岸 秀夫、 梁 永弘)岩波書店 ゲノム全体の重複は、一度に倍数化して起こるのか、徐…

生物機能科学概論

いろんな専門分野の研究室が集まっている生物機能科学専攻だから、各Labの研究内容の概論をオムニバスでやろう、って昨年から始まった授業。今日だけかもしれないが思ったより出席者が少なくて、肩透かしだったなぁ。 最新研究成果を含ませたいと思ったので…

水族生化学特論070605Q&A

H鎖の可変領域とL鎖の可変領域は、独立した遺伝子組換えによって生じるのか? そうです。一つのB細胞で2つ(H鎖とL鎖)の遺伝子組換えが独立しておこり、結果として完成した1種ずつのHとLの組み合わせで抗体可変部の抗原結合部位の立体構造が決まり、した…

魚類免疫学070523-070530 Q&A(6/13は休講です。)

回答が遅くなったので、今日の講義でプリントとして配りましたが、ここにも掲載します。抗体可変領域の多様性を生み出すメカニズム、クラススイッチのメカニズムなどちょっと難しい内容かも知れません。不明な点は何度でも尋ねてください。また、今日の内容…

水族生化学特論070529 Q&A 

補体遺伝子が節足動物の系統には受け継がれたのに、線形動物では消えてしまったのはなぜか。 なぜ失ったか、その機構を推定するのは難しいのですが、C3の遺伝子も、B因子の遺伝子も見つからないので、かなり広範囲なゲノム領域の脱落があったか、あるいは点…