雑感

研究者の節度

ついにノックアウトマウスがノーベル賞になった。カベッキ博士が路上生活者から這い上がったなんて話はどうでもいい。この授賞に関連した柳田充弘さんのコメントが印象深い。 わたくしは受賞理由の中にR. Rothstein博士のこの面での大きな功績がしるされてい…

さもありなん

Wikipediaに各種省庁から都合の良い修正・書き込みが多数あったそうな。(リンク)政治家も官公庁も企業も、できうる限りの情報操作をして自らの立場を守り向上させたいはず。書き込むこと自体を非難するつもりはないが、特に官公庁からのものはせこい話であ…

言葉尻

言葉尻をとらえて、というのはあまり品のよい行いではないが、、、気になりだすと限りがない。 カネの問題が続出する自民党の偉いヒト:あまり目立たぬニュースのままだが、石原(都知事の息子)政調会長の選挙区支部が、講演会場の使用料を謝って10倍の金額…

Emotionally shaken

Sさんが講義室で倒れたという知らせで、その類いの心配が抜け落ちていた頭をどつかれた気がした。駆けつけてみると、たくさんの方々が心配してお世話してくださっていて、感謝の言葉もすぐには出てこないほどありがたかった。Sさんの際どいバランスをとる…

QUEST-MAP松田さんを囲む宴

QUEST-MAPの作成をご指導(?)下さった松田講師を囲んで、という名目の飲み会。総長までいらして、そうそうたる面々。わたくしごときにまでコメントというかひとこと言う機会をいただいて恐縮しました。おいしいワインや日本酒が集まって、美味しい肴とよく合…

リアルアイガモが好き

アイガモくらいロボットじゃなく本物使えばいいのに… あ、除草ロボットね。 Sonyにもっとかわいいの作ってもらおう。その名もアイガボ、、、ってかわいくないな。そういえば我が家に丸顔AIBOがいたなぁ。でもここ何年もまったく充電してもらったことがなく、…

凹むセラミック

って、なんかご利益あるのかなぁ。いったん凹むともとには戻らないそうだし。割れなきゃいいってことかな?いまいち味わえないニュース。 どうでもいいけど、最近凹むこと多いなぁ、ワタクシ。

国生むチン

理化学研究所から、巨大エチゼンクラゲ被害から国を守る研究の大ヒット、ってことかな。将来有望なムチンが発見され、クニウムチンと命名されたそうだ。こういう研究は福井県立大学あたりからドッカーンと発表されるとピッタシカンカン。理化学研究所にはし…

コーキン

抗菌デスクマットでアレルギー性皮膚炎 だって? 原因物質は2,3,5,6−テトラクロロ−4−〔メチルスルホニル〕ピリジン(略称TCMSP)だそうな。なんでデスクマットに抗菌仕様があるのか意味が分からない。が、意味不明な(必要性が合理的と感じられない)抗菌・…

百周年記念事業法人部会

どうやって会社から何十億円もの寄付をいただこうか、という会議。推進委員会の役員と称して、「お宅の会社から寄付してね」という方々がそんなにたくさん集まるのかな。すでにあちこちでけっこう辛くあしらわれているようで、あとは同窓生や同級生などの個…

締切り

本当にヤバイ。絶対今日中に原稿と図版を完成させねば。ふぁいとーいっぱぁつ! 集中! 気合い! 腹減った↓ 眠い↓

中川昭一代議士講演会

中川代議士の講演内容も語り口も、まわりが言うほど熱くもなく、政治家の世情分析らしくとても冷静だと感じた。(中国の脅威に触れる時間がとても長かったが、、、)司会や歓迎の挨拶を述べた(国文研なる主催団体方面の)人々の方がずっと熱かったな。会場…

なんの揺さぶりか?

昨日の押し売り新聞(ノダメ調)朝刊1面に「国立大運営交付金 成果手技で74校減額 財務省試算」などという記事が。この試算によれば、交付金は、東大・京大・東工大が倍増、九大は2割増、逆に多くの教育大は80〜90%減(!)だそうだ。この試算は「いろんな…

天皇陛下は魚類学者

ハゼ類の分類を専攻する魚類学研究者であられる天皇陛下が、ヨーロッパに研究者と交流する旅に出られるそうである。科学者としてjoyfulな、興奮とリラックスに満ちた旅を楽しんでいただきたいものである。科学は、それに浸ることで自分をリラッックスさせた…

3限 基礎海洋科学

先週と変わらず私語が多かった。視線を合わせると普通収まるもんだが、今年の受講生(2年生)は意に介さずくっちゃべり続ける輩(男女問わず)が多いので口頭でも注意した。彼ら(実は沢山いるのだが)には、次回はさらに厳しい態度で臨むことになろう。ま…

巨大プロジェクトにおける若手研究者

今日の朝日新聞朝刊に気になる記事(「私の視点−ワイド−」中村桂子さんによる評論)があった。「巨費に見合う目的明確に」というタイトルで、タンパク3000プロジェクトに触れ、 (前略)…最も気になるのは、ここに大勢の若者が関わっていることだ。これでは…

奨学生推薦順位提出

こういう順位付けはあまり気分のよいものではないがシゴトだからね。 学生支援機構(旧 育英会)の奨学金には私はとってもお世話になったけど、今や無利子の”奨学金”を貸与されることやその返還免除は非常に狭き門。希望21なる怪しい名前の利子付きまで登…

GOMER感情

http://square.umin.ac.jp/massie-tmd/gomer.html そう、君子たらんとしても無理があるし、自分の感性感度を鈍くするのも副作用がきついし。こういう考え方は、研究室・教室での自分の制御にも使えないかな。意識するだけでもかなり違うかも。柳田邦男のいう…

ハイリスク研究補助金

http://www.asahi.com/science/update/0511/TKY200705110188.html結局これまでハイリスク・ハイリターンな研究を審査し認める眼が日本の研究者になかったので、このような研究が育たなかったのだと思う。(自分にもある意味”感性”以外にその類いの評価をする…

国立大の「くれない症候群」だって?

5/8朝日朝刊3面の記事で、経済会議民間議員の丹羽さんが、国立大の甘えた体質を「くれない症候群」と評している。国立大(学法人)は運営交付金をくれないからできない、国が何かをしてくれないからできない、と不平を言うばかりで努力が足りぬ、という…

「患者様」ちょっと違和感 「患者さん」に戻す病院も

http://www.asahi.com/life/update/0502/TKY200705020172.htmlこんな話しは以前からあったね。 http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/gantowatashi/20060519ik06.htm私も「患者様」を不快に感じる。「様に似合った扱いを受けていない」からではない。そもそ…

読みにくい総説の英語

片付け仕事に煮詰まったのでちょっとTLRの総説(Mini Review)読んでみよう、と思ったが大苦戦。 Kirk and Bazan (2005) Pathogen Recognition: TLRs throuw us a curve. Immunity 23: 347-350. DOI 10.1016/j.immuni.2005.09.008しゃれた副題は総説だから当然…

「できそう」は「できた」でいいのか?

読売新聞朝刊で見かけた西澤潤一氏(首都大学東京学長)の意見として、『できてはいないけど、できそうなものは「できた」と解釈する国民的コンセンサスがないと、国際的な特許競争に負ける』と危惧しておられる。特許に限って言えば、これは本当かもしれな…

移り気?

今日、昼休みに雑談してて思い出したこと。こういうの書いとかないと二度と思い出せなくなりそう。小学校5年生の時に電子ブロックを買ってもらってから、中学・高校とエレクトロニクスが好きだった。半田ごてが友達で、子供の科学・初歩のラジオ・CQハムラ…